昼に起きた、気分が悪い

たぶん、いや、きっと、おそらく、ほぼ間違いなく、昨晩酒を飲んだせいだ。たったのビール一杯であっても、酒は酒。神経毒の一種だ。まったく意識もはっきりしているし、頭痛もしない。財布をなくすどころか、率先してお会計をして、割り勘まで計算した。

ただ、気が沈む、ふさぐだけ

酒を飲んだことで、昼まで寝てしまった。この事実がとにかく気分を落ち込ませる。常に何かやらねばと焦っている人間にとって、午前中を丸ごと潰すことは大罪に等しい。コンビニでヨーグルトとパンを買って、コーヒーで流し込む。さて、どうするか。

とりあえず、掃除をしよう

部屋に汚れが溜まっていた。目に見える大きさのホコリが部屋の隅にある。床に散らばっているモノを適当にどかして、掃除機をかける。掃除機はやっぱり、コードがあったほうがいい。コードレスの貧弱な吸引力で、この部屋の混沌をどうにかできる気がしない。

気付けば、夜だった

けれど、身体はそう簡単に目覚めてくれない。気が沈むだけでない。やはり身体も調子が悪いようだ。どうにか、こうにか、何かをしようと外に出たが、調子が悪くて早々に帰還してしまった。寝床にSwitch2を持ち込んで、中途半端なところで途切れてしまっていたオクトラ0の続きをやる。そして、寝落ちる。気付けば夜だった。

ちいさなことでいい、むしろ、ちいさなことがいい

コンビニで買ったご飯を食べながら、そんなことを考えた。溜まっているソシャゲの期間限定イベントだとか、コンシューマゲーの重厚長大なストーリーだとか、書かなきゃいけない文章、作らなきゃいけない絵、行きたい場所に、食べたいグルメ、買うべきものに、やるべき家事。大小様々なタスクが山積している。それでも、「なにもやらないより、やったほうがマシ」である。

皿を洗う、ストーリーを1話だけ読む

今までに何度も気づいていた事実だけれど、ふとしたときには忘れている。それぐらい焦って、日々を過ごしているのだろう。だから、一旦落ち着いて。シンクに溜まっている皿やコップを、水がお湯になるのを待ってから洗う。ソシャゲの期間限定イベントのストーリーを、1話だけ読む。午後の紅茶無糖をマグカップのそそいで、レンジで少し温める。そういう「どうでもいい」所作を、ひとつひとつこなしていく。

やる気はいつでも、遅れてくる

そうしているうちに、気分が晴れる──とまではいかなくとも、ふさぐことはなくなっていた。少なくとも、この文章を12分ぐらいで書けるぐらいには。やる気はやりはじめてから出るものだと言われて久しいが、本当にその通りだ。けれど、やりはじめてから出るやる気を大きく見積もってしまうと、目算を誤る。あくまで小さなことを片付けるつもりで物事に取り組み、動きはじめたらやる気による駆動にまかせる……というのがベターなのだろう。